株式会社小学館集英社プロダクションの運営する保育施設において「なりすましメール」によるマルウェアに感染し、パソコン内に保存されていた個人情報が漏えいした可能性があることを2022年8月4日に発表しました。
2022年6月8日、同社運営の保育施設1園において、「所属自治体担当者」と名乗る者より業務連絡を装うメールが届き、添付ファイルを開いたところマルウェアに感染したとのことです。直ちにネットワークを遮断し調査をしたところ該当PCにマルウェアが展開されていることを確認し、悪意のある外部サーバとの通信履歴があり、情報漏えいの可能性が判明したとのことです。情報漏えいの可能性があるのは、同保育施設の在園児、卒園児、退園児、保護者、現勤務職員、離職職員、外部第三者の計1,178名の氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、病歴、心身の機能の障害等とのことです。
引用元:https://www.shopro.co.jp/news/220804/220804.pdf
組織内で策定している情報セキュリテイポリシーにて、インシデント発生時のガイドラインを策定していも、未知のマルウェアが検出された際の内容に詳しく触れている企業はまだまだ多くないのが現状です。インシデント発生時に意思決定が遅れることで被害が拡大する可能性が高い為、万が一の発生に備えて、初動対応、対応方法等を策定しておく事が重要になります。インシデント発生時のガイドライン策定のご相談や、万が一未知のウイルスに感染した場合は情報セキュリティ110番へご相談ください。