一般社団法人太陽光発電協会は、同社事業の申請代行を行うJPEA代行申請センターにおいて、マルウェアである「Emotet」に感染しましたが、その調査と対策が完了したことを2022年4月15日に発表しました。
「Emotet」とは、攻撃者による不正なメールに添付されたファイルを開くことで感染し、個人情報を盗み取られ、抜き取られた連絡先へまたメールを送りつけられるといった大規模な感染の可能性のある悪質なマルウェアです。
「Emotet」に感染したのは3月15日とのことです。調査の結果、流出した可能性があるのは857,846件のメール情報と95,393件のメールアドレスとのことです。今後の連絡については、新しいドメイン「jpea-pv.jp」からメールを送信すると発表しています。旧ドメイン「jpea.gr.jp」からメールを受信した際は、開封せずに削除するよう注意喚起をしています。
引用元:http://jp-ac-info.jp/information/info20220415.pdf
組織内で策定している情報セキュリテイポリシーにて、インシデント発生時のガイドラインを策定していも、未知のマルウェアが検出された際の内容に詳しく触れている企業はまだまだ多くないのが現状です。インシデント発生時に意思決定が遅れることで被害が拡大する可能性が高い為、万が一の発生に備えて、初動対応、対応方法等を策定しておく事が重要になります。インシデント発生時のガイドライン策定のご相談や、万が一未知のウイルスに感染した場合は情報セキュリティ110番へご相談ください。