グラントマト株式会社は、同社の運営する「グラントマトオンラインショップ」のECサイトが第三者による不正アクセスを受け、個人情報流出の可能性があることを2021年11月15日に発表しました。
2021年9月4日、同社が導入している東芝テック株式会社および株式会社ジーアールのECサイト構築サービス「オムニEC」において、クレジットカード等の情報漏えいの懸念が発生しサービスを停止して第三者調査機関による調査を開始したところ情報漏えいの可能性が確認されました。
原因は「オムニEC」のクロスサイトスクリプティングの脆弱性をついたことによる第三者の不正アクセスにより、不正ファイルの設置及びペイメントアプリケーションの改ざんが行われた為としています。個人情報漏えいの可能性があるのは、2021年4月7日~2021年8月19日の期間に「グラントマトオンラインショップ」にてクレジットカード情報を入力した一部の顧客349名のカード名義、カード番号、有効期限、セキュリティコードとのことです。
クロスサイトスクリプティング(XXS)とは
https://xn--dckta5b5b2j4a3878bqnb245b20icpn0jz.com/%e3%82%af%e3%83%ad%e3%82%b9%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%88%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%97%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0/
引用元:https://www.grantomato.jp/topics/topics.php?id=687#topicpath
組織内で策定している情報セキュリテイポリシーにて、インシデント発生時のガイドラインを策定していも、未知のマルウェアが検出された際の内容に詳しく触れている企業はまだまだ多くないのが現状です。インシデント発生時に意思決定が遅れることで被害が拡大する可能性が高い為、万が一の発生に備えて、初動対応、対応方法等を策定しておく事が重要になります。インシデント発生時のガイドライン策定のご相談や、万が一未知のウイルスに感染した場合は情報セキュリティ110番へご相談ください。