愛知県がんセンターは、同センターの医師1名に付与したメールを含むクラウドサービスのアカウントパスワードが窃取され、個人情報が漏えいした可能性があることを2021年9月8日に発表しました。
調査によると2021年5月31日から7月14日にかけて同医師のアカウントに海外から不正アクセスが行われていたことが判明しました。漏えいした可能性のある情報は183名の患者のID、氏名、生年月日、病状等です。原因は患者の個人情報が含まれているにもかかわらず、センター内の個人情報保護のルールを順守せずにパスワードロックのないファイルを送信していたことによるものだとされています。尚、クラウドサービスのアカウントのパスワードが窃取された原因は不明となっています。
引用元:https://www.pref.aichi.jp/cancer-center/hosp/17sonota/press210908.html
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