小・中学校にて実施された心電図検診データを預かり、整理及び判読した際、それらデータの紛失が判明したとのことで、平成29年6月29日に青森県医師会がWebサイトで報告しました。
引用元:http://www.aomori.med.or.jp/pdf/ECGfunshitsu.pdf
平成29年4月13日から24日にかけ、むつ下北医師会によって行われた、むつ市内にある小学校及び中学校 計14校、生徒819名分の心電図検診データの所在が不明であるとのことで、当該データに含まれる情報は以下の通りです。
・検査名簿(氏名、性別、年齢が記載)
・問診票
・心電図波形
4月24 日、同会職員がむつ下北医師会から預かった検診データをダンボール箱に収め、社内に置き帰宅し、翌日以降も、検診を担当した職員への連絡を怠ったことにより段ボール箱は放置されたままであったとのことです。
5月31日、検診データが少ないことに検診担当職員が気付き、預かった職員に確認したところで紛失が判明、その後6月上旬まで社内で当該データの捜索を行ったが未だ発見に至っていないとのことです。
当該ダンボール放置された場所への外部からの出入りがなく、古紙回収専門業者により収集、及び処分された可能性が高いとのことです。
同会はむつ下北医師会、及びむつ市教育委員会へ本件についての報告、謝罪を実施し、廃棄された可能性のあるデータに該当する生徒へ再検査の依頼を終えたとのことです。
また、同会が古紙回収専門業者に確認したところ、古紙リサイクルのための適正な処理が施されることから、当該データの流出、あるいは、不正使用はないと報告しています。
同会は職員による連絡体制の強化、個人情報の適正な取扱 い及び廃棄書類の取扱い等について周知の徹底すると同時に必要な対策を講じ、再発防止に取り組むとのことです。