ネット証券会社のWebサイトが第三者よりDDoS攻撃を受け、サーバへのアクセスが妨害されていたことを、平成29年6月29日にカブドットコム証券株式会社がWebサイトにて緊急報告を行いました。
引用元:http://kabu.com/company/pressrelease/info/2017/0629_001.html
同社はMUFJファイナンシャル系列のインターネット証券会社で、同月29日の午前9時頃より、同社の運営するWebサイトが第三者よりDDoS攻撃を受け、午前9時2分頃から午前9時38分頃までの約36分間、同Webサイトのビジターサイト、及び取引サイトへの通信が妨害されたとのことです。
対応の詳細としては以下の通りです。
午前9時
同社が利用するDDoSプロテクションサービスにより不正な通信が検知され調査を開始
午前9時2分
同Webサイトへの通信が不安定になる
午前9時28分
同社はこの問題をサイバー攻撃として見なし、攻撃相手の特定調査を進める
午前9時38分
当該攻撃のブロックを終え、同Webサイトへの通信が復旧
同社はCSIRT(情報セキュリティに精通した人材グループ)のDDoSプロテクションサービスといった、予めサイバー攻撃を受けた場合における行動手順を準備し、同時に必要な予防策を講じていたことで、今回のようにスムーズな対応がとれたとのことです。
また、攻撃を受けた直後よりCSIRTや警察、関連各所と連携し、経営陣の指揮のもと早期の影響調査及び対応が行われたとのことです。
同Webサイト上の取引システムは現在正常に復旧し、情報漏洩等の被害はないとのことです。