慶應義塾大学は湘南藤沢キャンパスの大学院棟会議室予約システムにおいて、外部からの不正アクセスにより利用者の個人情報が漏洩した可能性があることを2021年5月7日に発表しました。
2021年4月14日11:30 頃、湘南藤沢キャンパスの大学院棟会議室予約システムのトップページの表示が乱れていることを確認し詳細を調査した結果、2021年 4 月 12 日に湘南藤沢キャンパスのサーバが外部から攻撃を受けたことが判明しました。これを受けてログを調査した結果、類似の攻撃が 2020年 11 月 5〜6 日、12 月 2 日、12 月 16〜17 日にも発生していたことが発見され情報漏洩の可能性が判明したとのことです。
漏洩した可能性のある個人情報は、2013年12月20日から2021年4月12日までに湘南藤沢キャンパス大学院棟会議室の予約時に予約情報として登録された氏名、電話番号、メールアドレス、所属コードです。現在までの調査では、大学院棟会議室予約システムに存在していた脆弱性を利用されたことが主な原因であると考えてられています。なお、現時点で 二次被害は確認されていないとのことです。
引用元URL:
https://www.sfc.keio.ac.jp/doc/20210507Notice%20and%20apology%20for%20leak%20of%20personal%20information.pdf
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