株式会社杏林堂薬局は、第三者による不正アクセスを受け、同社公式オンラインショップ「杏林堂オンラインショップ」および店頭で商品を予約した顧客の個人情報が漏えいした可能性があることを2021年11月10日に発表しました。
2021年9月3日に同サイトの構築・運用委託先の東芝テック株式会社および株式会社ジーアールより、同サイトと同様の運用形態にある他の小売事業者においてクレジットカード等の情報漏えいの懸念が発生し、サービスを停止して第三者調査機関による調査を開始したところ情報漏えいの可能性が確認されました。
原因は脆弱性を悪用するための不正な注文情報が登録され、2021年3月25日より不正なアクセスが発生し、データベース内に不正侵入された為としています。
情報漏えいの可能性があるのは2011年3月1日から2021年8月22日の期間中に同サイトを使用した顧客の個人情報3,378件で氏名、住所、電話番号、メールアドレス、注文情報等です。また2021年3月25日から2021年8月19日の間にクレジットカード決済をした顧客のクレジットカード情報322件で、クレジットカード名義人名、番号、有効期限、セキュリティコードです。店頭商品を予約した顧客においては個人情報3,504件で氏名、電話番号、注文情報が漏えいした可能性があるとのことです。
引用元:https://www.kyorindo.co.jp/news/pdf/kyorindo_online_news.pdf
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