JPCERT/CCの類似ドメインを使用していた第三者から、ドメイン名の奪還に成功したことを、平成29年5月19日に一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターが、運営するWebサイト(https://www.jpcert.or.jp/column/udrp.html)にて公表しました。
引用元:https://www.jpcert.or.jp/column/udrp.html
JPCERT/CCが平成8年から現在まで使用してきた「jpcert.or.jp」というドメイン名、これを元に、第三者が平成29年2月10日より「jpcert.org」を使い始めていたとのことです。
特定データベースを用いることでドメイン名を登録した人物の氏名・メールアドレス等の情報を得ることから、調査を進めた結果、当偽装ドメイン名はアメリカのペンシルバニア州に位置するPantry food Serviceという会社による登録だと検知しました。
しかし、これらの情報は正規のものでないとJPCERT/CCは考え、マルウェアを用いてサイバー犯罪を行う攻撃グループによるものであると判断しました。
本件を検知後、外部への周知として平成29年2月13日にてJPCERT/CCは偽装ドメイン名に対する注意喚起を実施しています。(https://www.jpcert.or.jp/notice/NC20170213.html)